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[釜山グルメ] 夏バテにおすすめのスタミナ料理「ヨンヤンタン」 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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夏バテにおすすめのスタミナ料理「ヨンヤンタン」
[Write date]  2011-06-29 오후 3:00:18

日本で土用の丑にうなぎを食べるのと同じように、韓国でも夏の暑さを乗り切るために食べるスタミナ料理がある。おなかにもち米や各種材料を詰めた鶏を1羽丸ごと煮込んだサムゲタン(参鶏湯)がその代表格。夏の間でも特に伏日(ポンナル)という日に食べる風習がある。伏日は初伏(チョボク)、中伏(チュンボク)、末伏(マルボク)の3日間で、暦によって日にちは毎年少しずつ変わる。初伏は夏至後の第3庚の日なので、今年は7月14日。中伏は夏至後の第4庚の日なので、同じく7月24日。そして末伏は立秋後最初の庚の日なので今年は8月13日。

これら伏日の3日間はサムゲタン屋の前に長い行列ができるが、同じく伏日に人気のある料理がもうひとつある。ケジャンクッ、別名ポシンタン(補身湯)、ヨンヤンタン(栄養湯)、サチョルタン(四節湯)。いわゆる犬肉を使ったスープだ。犬肉は栄養価が高く滋養強壮効果があるとされ、サムゲタン同様、伏日に好んで食べられる。

犬肉を食べる習慣がない日本人の中には犬肉を食べることに対し抵抗がある人も多いだろうし、また韓国でも若い世代の中には抵抗感を示す人も少なくないと聞く。しかし食べるものがなくて犬肉を食べていた時代とは違い、現在は飼育場で飼育した食用の犬を使っている。考えようによっては、牛や豚や鶏と同じだろう。ただ犬はペットや番犬として人間の生活に深いかかわりを持っているので、日本では食用の動物というイメージがなく抵抗感を感じるのだろう。

ところで、ひとつの料理に対してどうしてケジャンクッ、ポシンタン、ヨンヤンタン、サチョルタンなどと呼び名がたくさんあるのだろうか。もともとケジャンクッの別名としてポシンタン(補身湯)という名前がよく知られていた。文字通り、身体に栄養分を補うスープという意味だ。しかし1980年代はじめ、オリンピックをソウル(88オリンピック)へ誘致するにあたり、欧米諸国に対するイメージダウンを避けるため、当時の政府は犬の食用を禁止。犬肉の料理を出す店に対する取り締まり政策を強いていた。その取り締まりを避けるため、ポシンタンという名前の代わりに作られたのがヨンヤンタンやサチョルタンという名前なのだ。また犬の鳴き声 「モンモン(わんわん)」 から、モンモンタンと呼ばれることもある。

こちらがそのヨンヤンタン(▼)。具はスライスした犬肉や野菜。エゴマの油や各種香辛料が入っているので、くさみは全く感じない。肉質も牛や豚と大差ないように感じる。言われなければこれが犬肉のスープだとは分からないだろう。

茹でた犬肉(スユク)は厚めにスライスされて出てくる(▼)。赤身にゼラチン質の部分が適度についている。ゼラチン質の食感は人によって好みが分かれるだろうが、赤身の部分はそれほど違和感なく食べられるだろう。歯ごたえはけっこうしっかりしている。味や食感は牛・豚・鶏肉のどれとも違うといえば違うのだが、どれに近いかと言われれば牛肉か豚肉だろうか。鶏肉とは全然違う。

スユクは独特のタレと一緒に食べる。唐辛子ソースにエゴマの葉を荒く刻んだもの、おろしショウガ、すったエゴマを加えてよく混ぜる。エゴマの葉は香りが強いので味のアクセントにもなり、くさみを消す役割もする。色のわりに辛くない。

値段はヨンヤンタン(8,000ウォン)、ヨンヤンタン(特)(10,000ウォン)、スユク(茹でた肉=大55,000、中40,000、小30,000ウォン)、スユク定食(12,000ウォン)など。ちなみにこの店ではサムゲタン(10,000ウォン)もメニューにある。

実際に食べる前は、犬肉とはどんなものだろうかと半分おっかなびっくりだったが、予想以上においしく食べやすかった。機会があれば韓国の食文化のひとつ、ヨンヤンタンを一度味わってみてはいかがだろうか。今回私はスユクもいただいたが、初めての方ならヨンヤンタンだけでも充分だと思う。さらにヨンヤンタンは焼酎と相性抜群、というよりヨンヤンタンには焼酎が“必須”らしいので、飲める方は是非焼酎も一緒に・・・。釜山=牧野 美加

장수영양탕(チャンスヨンヤンタン)
釜山市東区水晶2洞190-1
(051) 467-4404
営業時間:9~22時






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