釜山市東区にある水晶市場(スジョンシジャン)。農産物・海産物・精肉類などを売る数多くの商店が連なっている。市場内の細い通路からある建物内に入ると、中にも小さな店が並んでいる。いかにも昔からある市場といった雰囲気だ。その中にククス(日本のそうめんのような麺)料理ひとすじ34年という歴史ある食堂がある。その名も「昌寧食堂(チャンニョンシクタン)」。昌寧というのは地名で、この食堂の女性主人の出身地だ。
店と言っても、アジュンマが調理をする場所と客が食べる空間は別々になっており、それぞれ細い通路を挟んで向かい合っている。こちらはアジュンマ(おばさん)の調理スペース(▼)。
