韓国で焼肉料理といえば牛肉・豚肉・鴨肉などが挙げられる。中でも気軽に食べられる豚肉を日常的によく食べる。「智異山(チリサン)」という名前の店では、豚肉は豚肉でも黒豚を使っていることで有名だ。智異山とは慶尚南道と全羅北・南道の境目あたりに位置する標高1916mの山だ。
この店では豚肉と鴨肉の焼肉がおいしいと評判だが、豚肉は智異山の黒豚を使っているのだそうだ。智異山の標高650~720mあたりで育てた「700豚」というブランドの黒豚だ。黒豚といえば済州島が有名だが、智異山も産地だとは知らなかった。
「700豚」は160g5000w。使うのは鉄板ではなくトルパンと呼ばれる厚い石の板。周囲に溝が掘られている。この石の板をコンロの上に傾斜をつけて設置するので、下になった方の端から肉の余分な脂が落ちるようになっている。
