一般的に韓国料理と言えば、辛いというイメージが強いだろう。中には全く辛くない料理もあるが、唐辛子を多用する韓国料理は実際に辛いものも多い。そんな辛い韓国料理の中でも、今日ご紹介するのはかなりパンチのきいた辛さの「チュクミ」。店名でもある「チュクミ」はイイダコのことだ。
イイダコを使ったメニューのうち、「well-beingチュクミ」は1人1万ウォンだが、「トルソッ(石釜)チュクミ定食」なら5,000ウォンと、お手軽にイイダコを味わうことができる。
イイダコは、このように貝殻をたくさんつけた網を仕掛けて獲るのだそうだ。


イイダコを焼くときにタレが飛び散るため、注文するとまずエプロンが配られる。そして、テーブルの中央にある丸い黒い鍋ブタのように見えていたものを、店員さんがクルンとひっくり返すとそれが鉄板。
すると食事が終わる頃には、石釜の内側についたご飯 (ヌルンジ) がふやけるので、そのふやけたご飯と、焦げたご飯の香ばしさが移ったお湯 (スンニュン)を、お茶がわりにいただく。素朴な味だ。