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[釜山グルメ] 地元に愛される食堂 「セトゥリ」 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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地元に愛される食堂 「セトゥリ」
[Write date]  2010-12-05 오전 9:59:55

ガイドブックにのっているような観光客が大勢訪れるような店ではなく、地元の人に愛されているいわば「隠れた名店」を見つけるのも、釜山生活の醍醐味の一つである。家の近所にある 「セトゥリ」 という食堂も、そんな店の一つだ。

夫と散歩していて偶然前を通りかかり何気なく入ってみたのが、「セトゥリ」 との出会い。以来、そのおいしさと安さにひかれてもう何度通ったことだろう。

メニューは鴨肉料理やサムゲタン、豚肉のトゥルチギなどいろいろあるのだが、私たちが主に注文するのは 「ペッパンチョンシク(白飯定食)」(4,000w)。ご飯・おかず・スープがセットになった定食だ。おかずもスープも日によっていろいろ変わるので、いわば 「日替わり定食」のように 『今日はどんなおかずが出てくるだろう』という楽しみもある。そのため、この店に行くとついついこのペッパンチョンシクばかり注文してしまうのだ。

さてこの日は店に行くと、客が脱いだ靴が玄関から文字通りはみ出しているほど、大勢の先客がいるようだった。一瞬入るのがためらわれるほどだったが、食事のスピードが速い韓国人のこと、きっとすぐに食べ終えて出て行き店も落ち着くだろう。そう思って、数々の靴をえいやっとまたぐようにして店に入った。

住宅街の一角にあり、住宅を改造して食堂にしつらえてある店。店内も家庭的な雰囲気が漂う。いつものようにペッパンチョンシクを注文すると、もうすっかり顔を覚えてくれた女性店主が 「ちょっと待ってくださいね~」 と、まずは温かいスンニュンを持ってきてくれた。

韓国の食堂ではたいていメイン料理のほかに、パンチャンと呼ばれる小皿のおかずが数種類ついてくる。おかずの数も種類も店によってさまざまで、中にはテーブルに並びきらないほどのたくさんのおかずが出てくることもある。メインの料理が出てくるのを待つ間、これらのおかずを食べるだけでおなかがいっぱいになる、ということもしばしば。

パンチャンは店によって、作る人の腕によっていろいろ個性がある。今までの経験上、パンチャンがおいしくなかったということは記憶になく、どの店もそこそこおいしい。だが、やはり料理にはセンスの良し悪しがある。一皿一皿のパンチャンの味だけでなく、数種類のパンチャン全体のバランスといおうか、センスがいいなと思う店はある。

この 「セトゥリ」 のパンチャンも、いつもバランスがよいと感じる。季節ごとに出回る食材を使い、味や調理法がなるべく重ならないよう心をこめて作ってくれているのが感じられる。栄養バランスもよい。

この日のパンチャンは、ゴボウの煮付け・海草の和え物・おでん(魚肉の練り物)の和え物・白菜キムチ・ブロッコリーのサラダ、そして大豆の葉の漬物。

コンニップ(大豆の葉)の漬物は、よく見かけるケンニップ(エゴマの葉)の漬物と一見似ているが、葉の特徴が違うのですぐ見分けがつく。海苔のようにご飯を包んで食べると美味。

そして、これらパンチャンの横にどーんと横たわっているサンマ、これがまた絶品なのだ。焼いたサンマに特製ソースをたっぷりかけてあるのだが、サンマと特製ソースがよく合い、また白いご飯との相性もよいのは言うまでもない。ご飯が進む味だ。

そしてこれらに加えて、白いご飯と汁物がついてくる。汁物も日によっていろいろで、この日は白菜やモヤシなどがたっぷり入ったピリ辛スープだった。私がスープを飲み干しているのを見て、もう少し入れてきましょうかとおかわりもしてくれる。

食べ終わった頃を見計らって持ってきてくれるのは、食後のシッケ。素朴な甘さが、口の中をマイルドにしてくれる。これだけいただいてたったの4,000w。今なら日本円で290円ほどだ。実にありがたい。

ちなみにたいていは夫と2人で訪れるのだが、この日は私1人。いつもサンマは2人で1匹出てくるので、1人で行くとどうなるのだろうと思ったら、2人で行くときと全く同じ。サンマもおかずの量も1人だからと言って減らしているとは感じられないほど、たっぷり出してくださる。贅沢な食事だ。

いつもながら、大満足で店を出た。これからも地元の人に愛され続ける食堂であるだろう。釜山=牧野 美加

セトゥリ
釜山市水営区南川洞33-14番地
(051) 626-2715
営業時間:11~20時
定休日:日曜日(日曜日でも予約すれば可)






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