慶尚南道昌原(チャンウォン)市と大韓製菓協会昌原市支部は、地域の特産物や観光名所を活用したご当地グルメ観光商品「柿パン」と「注南(チュナム)アヒルパン」(写真)を共同開発、発売した。
柿パンは、全国で生産量1位を誇る昌原の柿を活用。生地に柿の粉末を練りこんだ。柿パンは、生の柿に換算すると1個あたり約70gの柿が入っていることになる。柿1個200g前後とすると、柿1個の3分の1以上に相当する。
渡り鳥の飛来地として知られる注南貯水池の代表的な渡り鳥、アヒルをかたどった注南アヒルパンは、バナナ味とナッツ味の2種類を開発。大人も子どもも楽しめるようにした。
昌原市は義昌(ウィチャン)郡道渓(トゲ)洞にある製菓店「グリーンハウス」を第1号生産店に指定。市は4月1日から開かれる第53回鎮海(チネ)軍港祭の期間中、特産物販売ブースで柿パンと注南アヒルパンを販売・PRする。
4月中旬までに商標やデザイン出願を終え、4月中旬以降、馬山(マサン)沿岸クルーズターミナルや注南貯水池など主要観光地で販売する計画だ。
チョン・ギョンベ昌原市観光均衡発展局長は「ご当地グルメ観光商品の開発・発売は、地域の観光活性化だけでなく、柿の消費促進にも寄与するだろう。商品のPRに最善を尽くす」と述べる。