8月29日、ロッテ百貨店釜山本店地下1階の食品館内ベーカリーブランドゾーンに、60年の伝統を誇る「サムジンオムク」が入店する。
釜山の郷土企業であるサムジンオムクは今回の入店を機に、「オムク(魚肉練り製品)の高級化」を図る。商品の販売も、一般の食品売り場ではないベーカリーブランドゾーンとした。
売り場の代表製品はエビ、カレー、チーズ、ジャガイモなどを入れて作ったオムクコロッケ6種類や、ゴボウ、カボチャなど野菜を入れたオムク、チーズソーセージ、タンミョン(コシの強い春雨)、餅、カニカマなどで作ったオムクなど、約50種類。いずれも500ウォン~1千ウォンと手ごろな値段だ。
釜山市影島(ヨンド)区で1953年に創業したサムジンオムクは、全国を代表するオムク製造業者として知られ、昨年12月、工場をリフォームし、高級オムクベーカリーブランドとして生まれ変わった。釜山市が選定した「釜山でもっとも古いオムク製造加工所」として、ギネスブックにも登録されている。
影島本店(写真上)を訪れる客は1日に2千人以上。昨年、韓国で初めて発売されたオムクコロッケは、1万個以上売れるなど爆発的な人気となっている。
また、今年5月、ソウルのロッテ百貨店蚕室(チャムシル)店で9日間限定のポップアップストア(写真下)を運営した結果、オムクコロッケが5万個売れ、売上は約1億6千万ウォンを記録するなど、全国的なブランドとして急浮上している。
