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[釜山グルメ] 創業1890年代のスユク専門店「平山屋」 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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創業1890年代のスユク専門店「平山屋」
[Write date]  2013-02-13 오전 10:13:19

釜山駅近くにあるスユク(茹で豚肉)専門店「평산옥」(平山屋=ピョンサノッ) は、1890年代に創業したという老舗だ。親の代を子が継ぐことがそう多くはない韓国で、この店のように4代受け継がれている店は珍しいだろう。

100年以上続く店は現在、4代目が経営しているが、もとは初代のご主人が日本からの独立運動資金を作るために始めた店なのだそうだ。その後、1950年からの朝鮮戦争も経験。釜山には全国から避難民が押し寄せてきたが、払うお金のない避難民にも無料でスユクをふるまったというエピソードも残っているそうだ。

店名の「평산옥(平山屋)」は、初代のご主人の本貫(祖先発祥の地)が「평산 신씨」(平山 申氏)であったことから名づけられた。祖先発祥の地「平山(ピョンサン)」に、当時、屋号につけるのが流行っていた「屋(オッ)」をつけて「平山屋(ピョンサノッ)」。ちなみに平山は、現在の北朝鮮・黄海北道の平山郡だ。

メニューは수육(スユク)と국수(ククス)のみ。スユクは1人分8,000w(150g)、大盛りは10,000w。ククスは2,000w、7・8月には열무냉국수(ヨルム冷ククス=2,000w)も登場する。ヨルム(若い大根)キムチ入りの冷やしククスだ。

スユク1人分(▼)。一見多そうにも見えるが食べてみるとそうでもない。薄めにスライスされた豚肉は、適度に脂が残っていてジューシーで柔らかい。豚肉特有のにおいなどは全く感じられず、非常においしい。さすが100年以上続くスユク専門店だ。添えられているのはこの店の名物でもある질금장(チルグムジャン)というソース。酸味と甘みのバランスがよい味だ。

スユクを引き立てる脇役の数々(▼)。細切り大根の漬物や、ニラの和え物、白菜キムチ、アミエビの塩辛、酢醤油ソース、ニンニク、青唐辛子など。チルグムジャンを含め、いずれもスユクとの相性バツグンだ。同じスユクでも、何と一緒に食べるかによって味わいが変化し、幾通りにも楽しめる。お皿にいっぱいだったスユクも、あれよあれよと言う間にすっかり胃袋の中へ。

この店のもう1つの名物はこのククス(▼)。スユクを食べ終えた頃に食べるのがこの店のスタイル。スユク(プラスお酒)だけで食事を終えるにはちょっと物足りず、かといってご飯を食べるとおなかが膨れすぎる、ということでこれくらいの軽いククスがちょうどいいわけだ。

スープは、豚肉を茹でた湯にダシ用の骨を加えて煮出したもの。麺の上にはキムチとコチュカル(唐辛子粉)、ネギのみという非常にシンプルなククスだ。スープはピリ辛。

親の代の商売を子が継ぐというケースが少ない韓国で、約120年間、4代にわたってその味を守り続けている「平山屋」。釜山の近代史を見守ってきた店だ。人々に愛され続ける理由は、スユクのおいしさに加え、客を大切にするご主人の姿勢にもあるのだろうと、非常に丁寧でにこやかな接客態度を見て感じた。釜山=牧野美加

평산옥(平山屋=ピョンサノッ)
釜山氏東区草梁1洞591-11 ‎ (新住所表記では東区草梁中路26)
*釜山駅前の「上海門」からチャイナタウンに入り、草梁中路に突き当たったら右へ、ほどなく右手にある。
(051) 468-6255
営業時間:10~21時
定休日:日曜日






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