夏。パッピンスの季節だ。
パッピンスの「パッ」は小豆、「ピンス」は氷水の意味で、かき氷のこと。
韓国版カキ氷はそんな小豆と小さな餅が乗ったシンプルなものから、大量のかき氷の上に、果物やアイスクリームなどが乗ったものまでバラエティも多い。カラフルなかき氷は見ているだけでも楽しい。
韓国のコーヒー専門店ではもちろんコーヒーが主力商品だが、夏になればその牙城を脅かすほど、かき氷が売り上げを伸ばす。
大型フランチャイズのコーヒー専門店でも果物やコーヒー、緑茶などの様々な材料を使ったかき氷の新製品を競争して出している。
今回は釜山の人に愛されるパッピンスのお店を3軒紹介する。
やわらかな氷の感触…「マル」(上の写真)
韓国ではかき氷はよくかき混ぜてから食べることが多いが、「マル」のかき氷はそうしてしまうと、すぐにやわらかくなってしまう。だから、氷と小豆を少しずつすくって食べる。
氷は海の上に落ちた雪のようにやわらかい。小豆は甘くなく、さっぱりしている。だからかき氷が苦手な人の口にも合いそうだ。「マル」では氷に添加物を入れていない。
パッピンス(かき氷)2,000ウォン。
営業時間:午前10時から午後11時。
釜山市南区龍湖洞135-10 051-623-9978
二妓台(イギデ)交差点からヒョンデ薬局の通り