烽下マッコリは、故盧武鉉 (ノ・ムヒョン)前大統領生家がある、慶南・金海(キメ)の 烽下村の無農薬の新米を材料に、全南・潭陽(タムヤン)の「竹郷都家」で作ったものだ。
「バボチュマク(馬鹿居酒屋)」は烽下(ポンハ)マッコリをうりにしている居酒屋だ。マッコリは烽下マッコリ1種類だけあつかっている。烽下マッコリはあまり甘くなく、炭酸も少ない。
酒の良し悪しがわかるある先輩は「混じりけひとつなく、とても奥が深い味で、深い甘みがある」と言った。
この店はチュマク(酒幕)という昔風の名前と違って、カフェやギャラリーのようだった。店に掛かっている絵は販売もしている。
時期によって多少違うが、ビチチゲ(おからチゲ)、浅漬け、サバの煮付けなどが出てきて、基本のおつまみがいい。
これだけでもマッコリ数本は飲める。私だけの考えだろうか?メニューから「シジャンマッフェ(市場の刺身盛り合わせ)」を発見した。唐辛子味噌和えたコノシロとボラ刺身のおかげで烽下マッコリが進んだ。
そのうちに腹が膨れるおつまみより灰貝(ハイガイ)のようなものが食べたくなった。
「マトウダイのジョン(チヂミ)」を注文した。 マトウダイ(韓国ではタルコギ)は脇腹に満月(ボルン タル)のような丸い模様があってこんな名前がついた。スケトウダラのジョンより甘く、香ばしく、そして弾力があった。
マッコリを飲むとき、ガンギエイがおつまみとして最高だ。ガンギエイのジョンはこの店で最高の「貴族」のおつまみだ。ジョンになるガンギエイはさらににおいが強い。これは少しずつ惜しんで食べなければならない。
居酒屋のカン・ヒチョル代表は彼が金海で、ククス(麺)の店をしていたとき、初めて会った。
そこは閉店し、居酒屋を開いた。
カン代表は文化界に長く携わっていて、店にも文化人が多く訪れる。
ククスの店からの常連は、ククスの店で食べた「モリククス(麺の入った鍋)」をまた食べたいと願っている。 「モリククス」にはアンコウ、ナマズ、イガイ、エビなどが入り、調味料は入っていない。あぁ、「モリククス」が食べたい。
烽下マッコリ3,500ウォン、テンチョ(特に辛いトウガラシ)とニラのジョン8,000ウォン、シジャンマッフェ・灰貝1万ウォン、マトウダイと魚のジョン1万3,000ウォン、ガンギエイのジョン3万ウォン。
「バボチュマク(바보주막)」
営業時間:午後4時から午前0時まで。釜山市釜山鎮区釜田1洞397‐6 051-805-380
西面「栄光図書」上側「ソソフェチッ(소소횟집)」の横の通り。
記事・写真=パク・ジョンホ記者