新鮮な貝類の競りを見学し、安価で購入できる韓国初の都心の観光体験型競り場(写真)が、中区のチャガルチ海岸路にオープンした。周辺の影島大橋やチャガルチ市場と並ぶ新たな観光名所になると期待される。
第1・2区潜水器水協は中区南浦洞チャガルチ市場の刺身センター横にある埋立地に、現代式の競り場を建設し、25日午前竣工式を開いた。
建物は地上4階建て(延べ床面積2,533㎡)で、三つの棟からなる。海を埋め立て建物を建てるのに約96億ウォン投入した。
メーンの建物であるA棟は1階が競り場で、2階に来場者が競りの様子を見学できる通路を設置した。競り場には衛生的な販売施設があり、仲卸が来場者に直接、新鮮な貝類を販売する。中間流通の過程を経ないため、市価より20~30%安い。扱う貝類の種類は、釜山や慶尚南道・鎮海、統営、巨済、泗川の沖で取れたウチムラサキ、アサリ、イガイ、ナマコ、エボヤ、ホヤ、タイラギなど。
B棟には水産物の保管・貯蔵・加工・包装する施設が入る予定で、C棟には潜水器水協の相互金融店舗が入る。A・B・C棟は連絡通路でつながっており、屋上と連絡通路からは影島大橋や南港が一望できる。
他の地域で建設が進められている観光体験型の競り場が都心から離れているのに対し、潜水器水協の現代式競り場は都心にあるのが大きな特徴だ。