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[釜山エンターテインメント] 「コーヒーは私の運命です」 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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「コーヒーは私の運命です」
[Write date]  2012-01-16 오전 11:13:36

最近、釜山のカフェの急増ぶりはすさまじい。すでに街はカフェで飽和状態だ。大型コーヒーチェーン店から個人経営のカフェまでさまざまあるが、ここ「오늘도 커피 볶는 집(今日もコーヒーを焙煎する店)」 というカフェの存在は目を引く。マスターのコーヒーに対する愛情や情熱が並々ではない点において、だ。

もとは放送関係の仕事に携わっていたというマスターが、コーヒーに関する仕事を始めたのは5年ほど前。はじめの1年ほどは店舗を持たず、三輪自転車でコーヒーを売っていたのだそうだ。その後、とある在来市場の一角で小さな店を開き、現在の場所に移転してからは2年ほどになる。

大学街にある、見た目はどこにでもありそうなカフェだ。しかし他のカフェにない特徴は、客1人1人のために文字通り目の前でコーヒーを淹れてくれること。お客さん1人1人に最上の香りと味を楽しんでもらいたい、というマスターの思いがひしひしと伝わってくる。

まず、客がコーヒーを注文するところから始まる。どんな味が好みかを聞き、どの国のどの豆はどういう特徴があるかなどを説明した上で、客がコーヒーを決める際のアドバイスもしてくれる。コーヒーが決まればいざ準備をするのだが、使う豆の特徴や、どのくらいの濃さで抽出するかによって道具も使い分ける。1人分ずつ、ミルやドリッパーも使い分ける。豆が挽けたら、道具をのせた作業台ごと客の目の前に移動して淹れるのだが、ここからはまさに真剣勝負。それまでにこやかに話していた様子とは打って変わり、コーヒーを淹れる作業に全神経を集中させる。その姿はまさに職人だ。

マスターのコーヒーに対するこだわりや思い入れは相当なものらしい。一緒に働く女性店員によるとマスターは、「健康な」コーヒーを飲んでもらいたい、というただその1点のため、客の見えないところでも日々努力を続けているという。焙煎する前の生豆を1粒1粒点検し不良豆を取り除く作業、刻々と変化する豆の様子を見逃さないため片時ももそばを離れず行う焙煎作業、焙煎時に焦げてしまった豆を取り除く作業、どうやって抽出すればよりおいしくなるかなど実験を重ねながらの研究作業・・・。お湯ではなく水で長時間かけて抽出するダッチ・コーヒーにいたっては、自分で抽出道具を作り、時には徹夜までして抽出の研究をするのだそう。

どれも本当にコーヒーを愛する人なら誰しも当然行う作業かもしれないが、言うは易く行うは難し、だ。カフェをオープンさえすればある程度客が入る。そんな傾向さえある最近の釜山で、どこまでも基本に忠実に妥協を許さず、利益を度外視してコーヒーのおいしさを追及している人がどれぐらいいるだろうか。

そこまでのこだわりを持って淹れてくれるコーヒーがおいしくないはずはない。しかも価格はおおむね4,000~5,000ウォン代と、一般的なカフェと変わらない。コーヒーは使う豆によらず、濃さが「普通」と「濃く」の2種類から選べる。「濃く」は「普通」より500ウォンほど高くなる。

店内はマスターの好みで飾られているようだ。今では日本でも見かけないレコードプレイヤーにLP盤、昔懐かしの黒電話、日本製だという顕微鏡など、骨董品の類を収集するのがお好きなようだ。自分の好きなもの・好きな音楽に囲まれ、愛するコーヒーを淹れる。ここはまさにマスターの城だ。

「コーヒーは私の運命です」と笑顔で話すマスターは、コーヒー豆を見るため日本にも時々行くのだそうで、日本語も話される。柔らかい物腰とやさしい笑顔の裏には、コーヒーへの熱い想いが見え隠れする。そんなマスターが淹れるコーヒーはただの飲み物ではなく、もはや芸術作品とも言えるほどだ。釜山=牧野美加

오늘도 커피 볶는 집(オヌルド コピ ポンヌンチプ)‎
釜山市南区大淵3洞509-17
(051) 621-9771
営業時間:10~23時






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