釜山広域市海雲台(ヘウンデ)区の東端に位置する尾浦(ミポ)から青沙浦(チョンサポ)、松亭(ソンジョン)までをつなぐ「海雲台海辺列車」が10月7日に運行を開始した。
同列車は旧東海南部線の廃線区間を通り、東釜山エリアの海岸風景を満喫できる観光列車だ。韓国初のバッテリー充電式列車で、全長4.8km。平均走行速度は時速15kmで、尾浦を出発後、青沙浦を通って松亭までの道のりを走る。所要時間は往復で約50分。平日は30~40分おきに一本運行し、週末や行楽シーズンは15分に一本の間隔で運行する。
料金は1回利用券が7000ウォン(約640円)、2回券1万ウォン(約920円)、6回券1万3000ウォン(約1190円)。平日は海雲台区民であれば30%、釜山市民は10%割引になり、週末は海雲台区民に限って10%割引の対象となる。
列車の運営会社「海雲台ブルーライン」関係者は「東海線の複線化に伴った線路切り替えで、廃線区間一部に観光列車の軌道を整備した。釜山にまだまだ多く必要とされるお楽しみ、体験スポットを市民や観光客に提供するとともに、今後国際的な観光名所として地域発展にもつながることを期待している」と話した。