これまで韓国人と在住登録外国人に利用が限られていた慶尚南道昌原(チャンウォン)市の公営自転車「ヌビジャ」が、今後、市内の観光ホテルに宿泊した外国人観光客も利用できるようになる。
昌原市は3月22日、「プルマンアンバサダー昌原」「ホテルインターナショナル」「昌原ホテル」の観光ホテル3カ所と「ヌビジャ利用支援協約」を結んだ。3ホテルは外国人観光客の利用が比較的多い。
現行のシステムでは、ヌビジャを利用できるのは韓国人と外国人登録をしている在住外国人で、住民登録番号か携帯電話番号を使って会員加入する。今回の協約で、ホテルに宿泊した外国人観光客は会員加入をしなくても、ホテル名義の利用カードでヌビジャを利用することができるようになる。
市はこの制度を試験運営し、対象の観光ホテルを増やす計画だ。
「ヌビジャ」は2008年10月、韓国初の市民公営自転車として導入され、市は現在、無人貸出所270カ所と自転車3,992台を運営している。
*写真はヌビジャにまたがってポーズをとる外国人(昌原市提供)