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[釜山の老舗] 釜山の老舗 ⑤「栄光図書」<下> - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
 
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釜山の老舗 ⑤「栄光図書」<下>
17歳の青年が鶏7羽を売ったお金でつくりあげた「書店らしい書店」
[Write date]  2011-04-25 오전 10:07:16

1970年代には地方の図書普及状況はかなりひどかった。専門学術書や技術書籍分野は言うまでもない。キム代表はこのような悩みを自ら解決しようとした。週に1度午後11時20分ソウル行きの鈍行列車に乗った。「鐘路(チョンノ)書籍」や中央図書展示館などを回り、客から注文を受けた本を買った。いつか誰かの役に立つだろうといつも注文量より3~4冊多く買った。「鐘路書籍」などは図書定価制をとっていたが、地方の書店は10%の割引が慣例だった時代だ。地方から出てきた名もない書店の主に特別な割引をしてくれるはずもなかった。損害も出たがキム代表は長期的な投資だととらえ、それもやむを得ないと考えた。

時が流れ客たちの間では「栄光図書にない本は全国どこに行ってもない」と言われ始めた。現在「栄光図書」は46万種、120万冊の図書を扱っている。図書の種類の多さでは全国トップレベルだ。

2010年2月インターパークは業界で初めて当日配送サービスを実施した。この後他のインターネット書店も同様のサービスを行うようになり、釜山地域の書店業界はさらに厳しい立場に置かれることになる。しかし「栄光図書」はすでに2005年から郵便局宅配で当日配送サービスを始めている。また西面の一等地に200台の駐車場をつくり、ギャラリー・ブックカフェなども運営するなどサービスを広げている。

これだけでも充分だと思うが、「栄光図書」の本当の競争力は他にある。「栄光図書」は売り場の店員が60名で、面積に対する店員の比率は全国一だ。IMFという危機的状況にもリストラはしなかった。本の供給を受ける取引先は5,500余りと、これも全国で一番多い。品切れや絶版でなければ、「栄光図書」が手に入れられない本はない。これは全て「書店は書店らしくあるべし」というキム・ユンファン代表の頑固なまでの経営哲学の賜物だ。

キム代表にとって本は「人生という河を渡る知恵のいかだ」だと言う。随分前から年賀状やご祝儀の代わりに本を贈っているのも、そのためだ。

「西面文化路10番地」は、2012年から使用が義務化される「栄光図書」の新しい住所だ。「栄光図書」の周辺には昔から飲食店や遊興店が立ち並んでいる。にもかかわらず、住所に「文化」という単語が入っているのは、43年間「書店らしい書店」を作ること一筋に歩んできた「栄光図書」の存在のおかげだろう。

栄光図書
釜山市釜山鎮区西面文化路10
(051)816-9500
http://www.ykbook.com

 






 

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