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[Busan AsiaGateway] 影島を見守り続ける喫茶店「ヤンタバン」 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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影島を見守り続ける喫茶店「ヤンタバン」
[write date]  2018-01-25 오후 3:32:20

造船所が集まる影島(ヨンド)区大平(テピョン)洞の通称「カンカンイマウル」は、船体の錆を落とすカンカンという音が響いていたことから、そう呼ばれるようになった。そのカンカンイマウル入口にあるタバン(昔ながらの喫茶店)は、静かな町で唯一にぎわう場所だ。1月23日午後、店内には、外国人船員と話をする船主、写真を撮る20代、20年ぶりに来店したという60代の客などがいた。いまやカフェでコーヒーを飲むのが日常的になったが、ここ「ヤンタバン」は今も変わらず、サンファ茶などの漢方茶や甘いコーヒーと共にカンカンイマウルを見守っている。

ヤンタバンは昨年末から、「レトロ喫茶店」としてSNSなどで注目を集めている。「影島にサンファ茶が飲める昔の喫茶店がある」という話は、20~30代の「カフェ世代」にとってカルチャーショックだった。ヤンタバンはオープンから40年の時を経て「影島で必ず行くべき場所」になった。ヤンタバンの社長イ・ミエさん(52)は「今までは造船所の職員や遠洋漁業の従事者など男性客ばかりだったのに、昨年末から時々、女性客が来るようになった」と話す。

1970年代にオープンしたヤンタバンは40年間、単にコーヒーを飲む場所ではなく、町の人々のアジト的な役割を果たしてきた。カンカンイマウルで遠洋漁船の船主が船員を雇用しようとするとき、まず訪ねたのがヤンタバンだった。職を求める船員はヤンタバンに働き口を問い合わせ、船主はヤンタバンから紹介された船員を雇う、という構図ができていた。

ヤンタバンはカンカンイマウルで唯一のタバンとなったが、1970年代、通りにはタバンが50m間隔で立ち並んでいた。遠洋漁業が停滞し、1990年代後半からタバンは一つ、二つと消えていった。タバンの代わりに町のあちこちにコーヒーの自動販売機が登場した。経営難のため、この40年間でヤンタバンも2回、店主が変わった。

ヤンタバンにある木製テーブルや昔の公衆電話、古びた陶磁器の装飾品は以前のままだが、タバンで交わされる会話の内容は4年前から少しずつ変わってきた。船を受注したという話や漁獲量が増えたという話に代わって、「景気が良くない」「昔とは違う」といった話が多くなった。ヤンタバンは、町が抱える問題や不況をいち早く感じることができる空間になった。

「昔の思い出を語る人々から、昔のことを知りたいと思う若い人まで、タバンに来るお客さんが増えれば、町も住みやすくなるんじゃないでしょうか」。ヤンタバンの経営状態が良くなることより、町の暮らしがよくなることを願うヤンタバンの社長の言葉には、町と苦楽を共にするタバンならではの重みが感じられた。

*写真は1月23日午後、造船所の職員や船員などでにぎわうカンカンイマウルの「ヤンタバン」






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