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[Busan AsiaGateway] 危機の「宝水洞本屋通り」訪問記 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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危機の「宝水洞本屋通り」訪問記
[write date]  2017-12-06 오후 3:18:50

「宝水洞(ポスドン)本屋通りは日々、薄氷を踏むような毎日です」。12月5日、中区の宝水洞本屋通り(写真)で取材した書店の店主は、本屋通りの危機についてこう表現した。店主たちの高齢化や、大型書店の中古市場参入により、宝水洞本屋通りが存続の危機に直面している。

■本屋通りを襲った「寒波」

「本屋を運営される方」。12月4日午前11時。宝水洞本屋通りの入口。A書店のシャッターは下ろされ、店舗の次の借り手を求める張り紙があった。お昼過ぎにシャッターを開け、店主はため息をついた。40年以上、この本屋通りでアメリカ、日本、フランスなどの原書を販売してきたこの書店は、11月1日付けで廃業した。今年で72歳という高齢の店主は「年を取って体調もよくないし、大変だからもうやめようと思う」と話した。

隣の書店も状況は同じ。1965年からここで参考書や辞典などを販売してきたB書店も、4カ月前に店舗を手放した。店主のキムさん(75)は「書店を継いでくれる人がいない」と惜しむ。キムさんは「50年間、本屋通りの浮き沈みを経験してきたが、もはや急激に変化する世相についていけない」と商売を畳むことになった事情を話した。

「宝水洞本屋通り繁栄会」などによると、本屋通りの店主の平均年齢は60歳を超える。60歳以上の店主が半分以上を占め、70歳以上の高齢者も10人以上。高齢の店主たちは「儲けのない商売をこれ以上続ける余力がない」と話した。本屋通りを襲った「寒波」を、高齢の店主たちは肌で感じている。

彼らを脅かすのは高齢だけではない。昨年から釜山各地にオープンした大型の中古書店の存在は、彼らにとって大きな打撃となった。昨年以降、釜山市内に大型中古書店が7店オープンした。釜山日報の取材チームが確認した結果、9月、水営(スヨン)区にできた大型中古書店Y社には、1日平均2,500人が訪れるという。一方、本屋通りの書店は1日平均約50人。こうした「モンスター書店」には太刀打ちできない状況だ。本屋通りの店主の一部は、大型書店のインターネットサイトで中古本を売りに出したり、新しく入庫した本をカカオトークで客に知らせたりという、新しい試みも行っている。しかし、個人的な努力だけではどうにもならない状況だ。

■テレビで人気に、観光客は写真だけ

2011年と12年、テレビの人気芸能番組で本屋通りが取り上げられ、店主たちは期待した。SNSなどを通じて若者の間で本屋通りが「人気スポット」となり、通りは観光客でごった返した。しかし、観光客は通りで写真を撮っていくだけだった。

本屋通りで20年間運営してきたC書店の店主は「古い本を探してほしいと言っておいて、写真ばかり撮って本の片付けもせず、そのまま立ち去ってしまう。礼儀のない観光客に疲れてしまった」と話す。

取材チームは12月4日、通りの端に位置するD書店で店主と1時間ほど様子を見ていたが、本を買っていく観光客は1人もいなかった。仁川(インチョン)から旅行に来たチェ・ガヒさん(28・女)とオム・ギピョさん(28)は「雰囲気がよくて、通りでたくさん写真を撮った。本を買おうとは思っていない」と話した。

しかし、本屋通りに昔から通い続ける常連客の間では、本屋通りを必ず守らなければならないという声が相次いでいる。

この日、雑誌3冊を買うため本屋通りを訪れたチャン・ジェギョンさん(51・女・影島区)は「新しい本は高いので、以前からよくここに買いにきている。市民みんなで本屋通りを守るため、訪問客を誘致する市レベルのキャンペーンのようなものが必要ではないか」と話した。

1カ月に2回、韓国学の古書を買いに来るというキム・ミンハンさん(84・釜山鎮区)は「宝水洞本屋通りは絶版となった古書を購入できる全国で唯一の空間。ソウル清渓川(チョンゲチョン)、仁川ペダリの古本屋通りはもうほとんどが廃業してしまった。宝水洞は古書を守り、歴史を守る唯一の空間だ」と話した。






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