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[Busan AsiaGateway] カワウソ「受難時代」・・・求められる種の保存対策 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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カワウソ「受難時代」・・・求められる種の保存対策
[write date]  2017-11-17 오후 4:51:36

政府環境部の滅種危機野生動植物1級に指定されている天然記念物のカワウソが、韓国最大の生息地である慶尚南道巨済(コジェ)市で苦難を強いられている。漁師が魚を捕るために仕掛けた網カゴに入って出られなくなって死んだり、刺身店の水槽の魚を持ち去って店に被害を与え、追い払われたりしているという。

11月13日、巨済市と、地域の生態環境見守り団体のキム・ヨンチュン代表によると、8日、同市長木(チャンモク)面の沿岸で、カワウソ2匹の死体が発見された。港の海に浮かんでいるのを住民が発見、市に通報した。
 
市が、キム代表と共に確認した結果、2匹とも体調85cm前後のオスで、今年の春に生まれた子カワウソと推定された。キム代表は死因を溺死とみる。

主に浅い海や川に住む魚やカニ、貝などを食べるカワウソは、網カゴなどの漁具の中のエサを捕まえようと入り、出られなくなって溺死するケースが時々ある。網カゴから出ようともがくカワウソは口の周りに多数の傷ができるが、今回発見されたカワウソにも同様の傷が発見されたという。

キム代表は「専門機関の調査を通じてカワウソの個体数や主な生息地を把握し、生息地周辺だけでも網カゴなどの漁具にカワウソ保護用装置の設置を義務化するなど、法制化を急ぐべきだ」と主張する。

このように保護対策が必要なカワウソだが、一部地域では「招かれざる客」として扱われている。大規模な沿岸の埋め立てや河川の工事などでエサとなる魚などをつかまえられなくなったカワウソが、刺身店の水槽を荒らし始めたという。

巨済市の中でもカワウソの個体数が多いことで知られる島「海金剛」(ヘグムガン)やトジャンポ周辺の刺身店は、最近、急激に増えたカワウソの襲撃に頭を悩ませている。店の経営者によると、約2カ月の間にカワウソが水槽から持ち去った魚は少なくとも数百匹に上り、大きな被害をこうむっているという。

経営者によると、カワウソは主にひと気のない夜中に水槽から魚を持ち去るという。それも、マダイやクロダイなど高価な魚ばかりを狙うという。海金剛の刺身店の経営者は「水槽の上に網を張って蓋も設置してみたが、効果がなかった。わなを仕掛けてでも捕まえたいのが本音だが、天然記念物なのでどうしようもない」と話している。

店にとっては大きな被害だが、補償も受けられないという。関連法上、一般的な野生動物による被害は証拠を提示すれば自治体から補償を受けられるが、天然記念物や滅種危機動物による被害の補償法は定められていないためだ。たまりかねた店側は水槽の近くに大型犬を置くようになった。それまでのように魚がとれなくなったカワウソは海辺から遠く離れたところまで遠征し、さらなる危険にさらされているという。

環境団体の関係者は「結局、人間の欲と無分別な開発による副作用だ。短期的な保護措置だけでなく、生息地やエサ場の確保など、根本的な種の保存対策が必要だ」と指摘している。

*写真は11月8日午後、釜山市水営区のコンビニの倉庫で発見された野生のカワウソ(釜山市消防本部提供)






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