海雲台(ヘウンデ)海水浴場入口の観光記念PR館「パダ(海)商店」は、2017年初の新製品として「海雲台観光花札」(写真)を制作、販売している。48枚の花札には、釜山を象徴する人物や物がユーモアあふれるタッチで描かれ、釜山方言も添えられている。 韓国旅行の記念に花札を買い求める外国人観光客が多い点に着眼したもので、発売後、国内外の観光客の間で話題になっている。 鶴の代わりに「カモメ」、菊花の代わりに「釜山串オムク」。「柳に小野道風」の札に韓国野球界のレジェンドとされる“鉄腕”チェ・ドンウォン、「芒に月」の札にはマリンシティや広安大橋・・・。 湯気が上がるテジクッパや焼酎、共同魚市場の競売人、海雲台温泉の足湯に足を浸す人々、青沙浦(チョンサポ)の海女など、釜山の代表的な人物や食べ物、観光地などが描かれており、絵柄を見るだけでも楽しめる。 「パダ商店」のファ・ドクホン代表は「花札は、賭博を連想したり、否定的なイメージを思い浮かべたりしがちなので悩みましたが、外国人観光客が多く買っていくという点から、発想を転換した」と話す。 この花札は、海雲台区のマウル(村)企業「エコエコ協同組合」のアイデアで誕生した。エコエコ協同組合は海雲台区から委託を受け、昨年中旬から「パダ商店」を運営している。 |