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[Busan AsiaGateway] クァク・ギョンテク映画監督、講演 - 「釜山ㆍ慶南」 旅行ㆍ情報の窓口
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クァク・ギョンテク映画監督、講演
[write date]  2016-04-07 오후 5:05:15

「虚勢を張らず、一つの井戸だけ掘っていこう。そう思うと最近は気が楽になりました」。

昨年、「釜日(プイル)映画賞」の最優秀監督賞を受賞したクァク・ギョンテク監督(写真)が4月5日、「釜日CEOアカデミー」に講演者として招かれた。講演に先立ってインタビューしたクァク監督に、CEO(最高経営者)と映画監督は、共に指揮、統率するという点で似ているが、聴衆に伝えたい洞察はあるかと尋ねてみた。
 
2001年、映画『友へ チング』で観客800万人以上を動員した後、クァク監督は「誇大病」にかかったと言う。誇大病は、実力以上に過度に虚勢を張った状態を指すやくざの世界の隠語。当時としては天文学的な280億ウォンという純益を残したこの映画は、クァク監督に名誉と富を同時にもたらした。映画会社を設立し、ドラマも撮影した。「私が判断を誤ったせいで、周りの人々に大変な思いをさせたようです。今、振り返ってみれば、何の準備もできていない、ただの欲だったということです」。リーダーの過度な欲は、決して組織や事業のためにならないというメッセージだ。
 
クァク監督は2001年『友へ チング』のヒット後、何本か映画を作ったが、目立った興行成績をおさめることはできなかった。2014年の『チング 永遠の絆』は、監督自身の“シーズン2”ともいえる作品だった。この映画で観客300万人を動員し、昨年の『極秘捜査』もそれに近い286万人を記録した。『極秘捜査』公開直後の昨年9月に撮影開始した『復活』は、今年の夏に公開予定だ。毎年1本ずつ作品を作り、着実に自分の映画世界を築いている。

『復活』は犯罪行為に相応の処罰を受けていない加害者を、殺された被害者が復活して懲らしめるという話だ。小説『完全な審判』からモチーフを得た。「私が子どもの頃、日本は韓国より豊かな暮らしをしていたが、自殺率は1位でした。しかし、いまや韓国が自殺率1位の国になってしまいました。豊かにはなったが、私たちは本当に幸せなのか、いい暮らしをしているのかと考えていたところ、『完全な審判』に出会いました。その世界観が気に入って、ストーリーの中心的な骨格として借用したんです」。興行に対する期待値はどれくらいかと尋ねると、「作品に投資してくれた方々が損をしない程度なら、よしとします」と謙遜して答えた。この映画の収益分岐点は約160万人だ。

人間と社会に対する温かく鋭い視点を持ち続けるクァク監督は、その後の講演で、映画という媒体の魅力と映画監督の人生について語った。

「約100年前に発明された映画はオールドメディアです。新しい媒体が登場するたびに危機論が持ち上がりましたが、映画は消滅せず、むしろ発展しています。何故でしょうか」。クァク監督はその理由として、約2時間、巨大スクリーンと圧倒的な音量の前で、他人の人生を間接的に体験できるという点を挙げた。

人口5千万という小さな国で、毎年、映画観客2億人を記録する世界でもまれな国の映画市場は、どうやって作られたのか。自身を振り返るすべを知る誠実さや謙虚さ、才能を備えたクァク監督のような映画人が、作品を通して観客にたゆまなく話しかけているからではないだろうか。イ・ホジン記者






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