映画祭の成長率いた「テヨンシネマ」、歴史に幕
[発行日]  2016-05-17 오후 2:24:37

釜山国際映画祭(BIFF)の発祥地、南浦洞(ナンポドン)で、「釜山劇場」とともに映画祭の成長を率いてきた「テヨンシネマ」(写真)が、その歴史に幕を閉じる。

テヨンシネマは、5月18日を最後に営業を終了すると12日発表した。テヨンシネマは過去17年間、地域を代表する映画館の一つとして市民に愛されてきた。しかし、大企業のマルチコンプレックスの攻勢が続く中、映画の中心地は西面(ソミョン)や海雲台(ヘウンデ)に移動。テヨンシネマは経営難に耐えられず、最近、民間資本に売却されたという。建物の内部と外部を改修し、年末に「ロッテシネマ釜山テヨン店(仮称)」としてオープンする予定だ。
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テヨンシネマは、昔のテヨン劇場とヘソン劇場を合体し、1999年7月「21世紀型最先端劇場」をうたってオープンした。当初、映画館の新築を推進していたピョクサングループが経営難に苦しんだため、クァク・チョンファン会長やカン・ウソク監督などが共同投資者となり、当時としては最新施設のマルチプレックスが誕生した。メガボックスやCGV、ロッテシネマなど大企業のマルチプレックスが登場する前のことだ。テヨンシネマの誕生で、釜山の複合上映館の時代が本格的に幕を開けた。

草創期の釜山国際映画祭の主上映館だったテヨンシネマは、1日の観客数が5千人を超えるほどの全盛期もあったが、数年前から経営状態が急激に悪化したと伝えられている。

テヨンシネマの閉館で、釜山地域の生え抜きの劇場が事実上、絶えることになった。釜山に現存する最古の映画館「釜山劇場」は2009年、大企業のマルチプレックスと業務提携を結び、現在「メガボックス釜山劇場」という名前を使っている。平面型座席など「昔の劇場」の姿を残す本館(1~3館)は昨年5月、撤去と同時に新築工事が始まり、今年7月ごろリニューアルオープンする。